10月の血糖コントロール報告 ~体重を管理すれば血糖は怖くない!~
こんにちは!院長の重清です。
10月の平均HbA1cは「6.5」でした!
8月からの低下傾向を維持しており、まずまずの結果でした。
引き続き当院受診中の患者さん全員が目標を達成できるように、患者さんの生活に寄り添って応援していきたいと思います!
前の月より引き続き、自宅で簡単に取り組める、血糖値を上げない工夫をぜひ参考にしてみてください!
・自分を客観的に見ましょう!
なんとなく、「体重は変わっていない」、「太っていないはず」と思わないでまずは体重計に乗ってみましょう。1週間に1回でも体重計に乗って、少しでも変化があれば無意識に食べ過ぎを防ぐこともできます。意外と気づかずに体重が増えてしまっているかたもいます。その体重を記録することも、視覚にうったえることでより効果を増します。
・誰かと一緒にする
身近に「仲間」、「ライバル」を見つけましょう。誰かに誘われると断りにくく、自分で行動に移すよりも始めやすく、続けやすいです。ぜひ「敵」ではなく、いい相手を見つけお互いに切磋琢磨しましょう。
・見た目にこだわる
当院に受診される年配の患者さんで、毎月の受診の際にきれいに髪を撫でつけてびしっとした服で来院される方がいらっしゃいます。「人にどう思われるか」といういい方自体はあまりいいように聞こえませんが、いつまでも「人にどう見られるか」、「どう思われたいか」は大事なことと思います。定期的に鏡で自分の体を見てみることも大切です。
・減量が必要なら、目標と必要性を明確にしましょう!
体重増加すれば、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の効果が下がってしまい、血糖値が下がりにくくなります。特にこれを「インスリン抵抗性」が上昇するといい、2型糖尿病で自身にてインスリン分泌が保っている状態の患者さんがこれにあたります。逆に、同じインスリン量でも体重が減れば血糖値が下がりやすくなります。
また、減量の目安は身長の比(BMI)にもよりますが、大まかな目安は3か月で体重‐3㎏、ウェスト‐3cm程度を目標とします。「そんなに少しでいいの?」と思われるかもしれませんが、急激なダイエットもリバウンドしやすいために少しずつ進めるようにしましょう。