6月の血糖コントロール報告 ~シックデイとは~
こんにちは!看護師のSです!
今月の当院の血糖コントロール結果を報告させていただきます。
平均HbA1cは「6.6%」でした!
新規の患者さんも、最初は高くても大丈夫です!今までの生活を見直し、まず通院することに慣れる、そして今までの生活パターンを少しずつ見直していきましょう!血糖値の治療はマラソンみたいなもので、急に急いでも必ず途中で息切れを起こしてしまいます。
私たちも、マラソンの伴走をさせてもらう気持ちで、患者さん一人ずつのペースに合わせて治療を提案していきます。ゆっくり目標を達成していきましょう!
皆さんに、通院、投薬、そして食事制限や運動などでまずまずのコントロールとなりました!最後に、血糖治療に大切な、お話をさせていただきます!
シックデイとは・・・病気になった時、血糖値が乱れコントロールが不安定になります!!特に、食料が減っても体調が悪い時は血糖値が上昇してしまいます。
① 病状の変化を自分で調べて書き残しましょう。
自己チェック項目 1、体温や心拍数の測定→1日数回
2、体重測定→1日1回以上
3、食事の量→毎回
4、血糖値測定(インスリン測定をしている人)→なるべくこまめに
② 安静と保温、そして水分補給・消化のよい炭水化物の摂取。
③ 薬の量の加減の目安を知っておきましょう。
*ふだん飲み薬を服用している患者さんの場合・・・基本的には薬の減量または中止です。食事をとってないから血糖値が上がらないわけではありません。継続してほしいものと中止してほしいものがありますので、事前に主治医いと相談して決めておくと、いざという時に不安にならずに済みます。ただし、不明な時は必ず早めに病院に受診しましょう。
*インスリン注射をしている患者さんの場合・・・減量をする場合がありますが、全くインスリンの分泌がない糖尿病患者さんの場合、インスリンの中止は極めて危険です。患者さんごとに血糖のコントロールの状態が異なり、一概には言えないので実態に合わせた減量などの対応を必ず医師に相談しつつ決めましょう。
受診するべきときは・・・?
- 嘔吐や下痢が止まらず、食事を摂ることが出来ない時。
- 高熱(38.0℃以上)が続く時。
- 血糖値が350を超える時。(一つの目安)
- 食事が全く摂れず、短期間で体重の減少があった時。
体調が悪くなったら、自己判断をせずに早めの受診を!