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貧血はほっといていいんで? ~検診でひっかかったら?~

こんにちは!院長の重清です。

今回は検診でよく相談がある、貧血についてです。特に赤血球が減る場合のヘモグロビン低下についてです。貧血で最も大切なのが悪性疾患(癌)を見逃さないことです。じゃあ、若い人に多いかと言われたら、当然、希少な悪性疾患を除き、一般的には少なく、よほど自覚症状と一致することがなければ鉄代謝や婦人科疾患などを鑑別して、問題なければ貧血に伴う息切れ症状、倦怠感などの自覚症状に合わせて鉄材にて治療することが多いです。

一方、高齢者は年齢と共にかならず、Hb(ヘモグロビン濃度)は低下します。ただ、悪性疾患の併存率は高くなりますので、経過次第で消化管を含めた全身検索が必要となることがあります。ただ、高齢者で全身状態が徐々に低下している方に関しては侵襲的な検査は困難となることがあるために、本人や家族の方との相談となることがあります。

いずれにしても、患者さんの希望をよく聞いて可能な限り患者さんに寄り添える関係性のある、かかりつけ医の存在が必要となりますので、健診を受けることも大切ですが日頃からの地域の医療機関との良好な関係構築に努めてください。

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