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コレステロールは 将来の心臓死に どう影響する? ~検診でひっかかったら?~

こんにちは!院長の重清です!今月は、よく問い合わせがあるコレステロールが上昇したときにどうするかです。

実際に治療に結びつく、治療すべきかどうかは、症例に応じて要相談となります。

・男性は早期に治療介入する可能性が高い
高齢男性では高血圧が高い、喫煙者は将来の心臓病(虚血性心疾患)発症リスク、死亡リスクが高くなるために、早期のリスク管理や投薬治療が必要となる可能性が高いです。これに肥満や血糖値の上昇を呈するならしっかり治療するべきと考えられます。

・女性は要相談で治療を開始
一方、60才未満の女性で非喫煙者で血圧が高くなければ0.5%未満と、一般の方と比較しても将来虚血性心疾患の罹患率が高いとは言えず、治療を見合わせることもしばしばあります。低いから治療を見合わせるか、低くても治療を希望するかは患者さんとの相談になります。

・なぜコレステロールは上がる?
年齢と共に代謝の低下、女性は罹患率が高いですが、甲状腺機能の低下などが多いです。特に閉経後に女性ホルモンが低下して脂質代謝が低下する例がおおいです。特に、若年でも脂質上昇している、家族が脂質異常症が多いなどの家族性(遺伝性)が疑わしい患者さんは早期に治療を開始することもあります。特に甲状腺機能の低下症例などは早期に治療の対象となることもあり、動脈硬化性変化の確認と共に血液検査での甲状腺機能の確認は必ず行っています。

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