痛みの診かた(ミカタ)
こんにちは!院長の重清です!
今月は痛みの診かたを勉強しました!
2019年プライマリケア学会で出会った本です。
普段の診療所、クリニックで必要な知識は、総合内科と呼ばれる一般内科の知識や、患者さんの全体を把握するために、科を超えた横断的な診かたが必要で、幅広い知識が必要です。
その診断力や判断力を養い、常に維持し続けることで、患者さんに急性期の判断を行い重症度を見極め、適切な紹介や治療を行うこと、慢性期の適切な管理ができます。
このような横断的な考え方、患者さん全体を見て判断する考え方は、分野でいうところの総合診療科と非常に相性がいいです。クリニックの空いた時間で本を読み、調べ物をして、そして少なくとも年に1回は学会で学び、患者さんと日常臨床に役立てています。
その中でも痛みが継続するときは、緊急性を判断することと、継続するときはどのタイミングで何科に診てもらうかが大切です。最終的に診断名が付かなくても、患者さんの「知りたい」希望と、「少しでも楽になりたい」希望を叶えるべく、セカンドオピニオンを勧めたり、ペインクリニックを勧めたりすることがあります。
また、最初に判断することで迷う必要がなくなる疾患もあり、詳細な問診や身体所見を取って、希少疾患なども念頭に入れながら診療しており、このような学問の有用性はかなり高いと認識しています。
私の、3つの好きな「スタッフに気持ち良く、いきいきと仕事をしてもらう」「患者さんの気持ち(患者心理)を理解する」「医学の知的好奇心を満たす」の3番目を満たす内容で、これからの診療に役立てていきたいと思います!