7月の血糖コントロール報告 ~夏のSGLTⅡ阻害剤にご用心!~
こんにちは!看護師のHです!
7月の当院の血糖コントロール結果を報告させていただきます。
今月は「HbA1c6.49%」でした!
皆さま、食事に、運動に、がんばっていただいております。
特に、少しの気づきでよくなることもあり、患者さんの生活を話せる範囲で聞かせていただき、
患者さんの生活に合った提案をさせていただくと、初回から血糖値の低下を見ることも多いです。
ぜひ、「苦労してなかなか取り組めないこと」と同じように、「今、がんばっていること」を
聞かせてください!
最後に、血糖を下げる働きのある「SGLTⅡ阻害剤」ですが、夏に気を付けていただきたい
点についてお話をさせていただきます。
SGLT2阻害剤は食べたカロリーの一部を尿から排泄する事で、血糖を下げ体重を減らすことができます。食事量を減らせず、なかなか痩せられない患者さんにはこの薬を投与することで、個体差はありますが、平均で3㎏程度体重を減らすことができるとされています。
ただし、尿量の増加と尿糖が頻発する事によって尿路感染症が起こりやすくなったり、脱水を起こすこともあります。このような症状が冬の寒い時に比べると、夏の暑い時に発症しやすいです。
日常生活の中で通常より多め(ペットボトル1本分くらい)の水分補給をして下さい。普段と違った症状が現れた場合には早めに医療機関を受診しましょう!