潜伏期間とは? ~2021年11月ニュースレター 新型コロナウィルス感染症をおさらいする~
こんにちは!院長の重清です!
日本国民のワクチン接種7割前後接種後は、緊急事態宣言解除後も感染の増大抑制の可能性を示唆させます。
今月は潜伏期間についてです。感染症は人体が細菌やウィルス、真菌などの病原体と接触した後にどれくらいの期間体内に潜伏し、発熱や関節痛、臓器障害を引き起こすかということです。
病原体について、個々にある程度の潜伏期間が想定されており診断の目安にすることもあります。新型コロナウィルス感染症については最長で2週間程度を想定されております。その間はウィルス量が少ないですが、感染を広げる可能性があり注意が必要です。
特に発症すれば過去2週間の濃厚接触者をあらい、有症状者は検査を受けるか自宅待機し経過を観察する必要があります。濃厚接触者は2週間程度隔離することになりますが、
このためです。
また、海外からの帰国者も2週間の自主隔離を行っています。
具体例では、TOKYO2020オリンピックでも各国から選手が来日した際もこの措置が取られました。残念ながら新型コロナ感染症を発症した選手も存在し、出場を断念せざる負えない事態になり非常に残念な結果となったこともあります。
2週間発症するかどうか経過を見ることはおおむね理にかなっていると考えられます。
最近では国によってはワクチン接種やPCR陰性を証明できるものがあれば、自主管理を省略できる場合もあるようで、ワクチン接種やPCR検査はもはやゴールドスタンダードとなりつつあります。