こんにちは！重清です。

コロナ感染症も5類に下げられ、徐々に経済や文化的活動なども徐々に再開してきています。

特に、このコロナ禍で検診事業の縮小や再検査を指示されても、再受診ができなかった方もたくさんいらっしゃいます。体の中には希少な癌などもありますが、日本で検診の有用性が支持されている癌は数すくないです。

だからこそ、その有用性が認められている癌で亡くなることはとにかく避けてほしいです。今回は大腸癌についてです。大腸がんは男女ともに罹患率が高いですが、便をこすって出す便潜血検査は非常に有用で出血を高確率に検出してくれます。陽性を指摘された患者さんは大腸カメラを受けていただき、適切な処置をしていただければ受けていない患者さんと比べて長期予後も認められます。

侵襲のないがん検診の一つであり、ぜひ検討いただければと考えます。