1. HOME
  2. 医院案内
  3. 院長挨拶

CLINIC

医院案内

院長挨拶

MESSAGE

患者さんとそして地域との信頼関係を築く

私はこの地域に支えられ、育てられて今日に至っています。専門的な教育を受けこの地域に還元し、皆様のお役に少しでも立てるよう努力しています。医療を通じてより良いコミュニティーの形成に携わり、地域社会に貢献し、当院のスタッフには生きがいとやりがいをもって生き生きと生活してほしいと考えています。

私は、救急車はなんでも断らない、3次救急病院といわれる徳島県立中央病院や徳島県立三好病院に勤め現職に至っています。感覚的に感じたことは、そこで真に急性期医療が必要で救急要請している患者さんは実は非常に少ないと思っていました。特にかかりつけ医とのしっかりした信頼関係が構築されていれば呼ばなくてよかったものは、非常に多いと実感していました。不安が強い患者さんに安心を与えたり、不安定な患者さんに対して変化がある時の対応策などを伝えておくだけでかなりの救急要請を減らせると実感しています。特に当院かかりつけ患者さんについてはまずできるだけ自身の病気や病名、受けている治療の経過を知っていただき、日頃不安に思っていることに耳を傾け、この生まれ育った地域でできるだけ長く安心して生活できる手助けができるようにさせていただいています。

患者さんの困っている症状と、その思いを聴く

例えば、症状で困っている患者さんはまず第一に症状をよくしたいと考えます。そして、困る原因があるはずで、例えば「日中に咳をするから仕事に支障をきたす」、「咳が出て夜間眠れない」などの困る原因を聞くと、おのずと治療の方針は決まってきます。特に後者をよく聞くと、その患者さんの症状に対する思いを知ることができ、患者さんとの治療方針の決定がしやすくなり、患者さんも自身の治療を選択しやすくなり、よく患者さんの話を聞くことは非常に有用です。

次に患者さんはなぜ病状が悪くなったかを疑問に思い、知りたいと考えています。問診と診察のみで判断がつかないときは患者さんと相談しながら、最小限の検査から行い診断を深めていくことになります。その際に、患者さんにとっては不安を伴っている方もいらっしゃるのでできるだけ訴えを傾聴し、共感し不安をできるだけ取り除けるように努めています。

患者さんが通い続けやすい病院を目指す

当院の役割は、高度な医療を提供したり、急性期の医療を提供したり、療養医療を提供することではなく、そのような医療を必要としないよう未然に防ぐ予防医学と、生活習慣病を治療する、一次予防を提供することです。

特に、働き盛りの方で生活習慣病の相談や治療が必要にもかかわらず、十分な医療を受けられないままの患者様や、治療が継続できずに中断してしまっているかたは非常に多く、心筋梗塞、脳梗塞および腎臓病などを患うことが社会的に問題となっています。

そのような患者さんにできるだけ早めに受診したり、受診を継続しやすくできるような工夫をしています。水曜は夜8時半まで診療を行うことで、仕事が終わった後に受診しやすくしています。

また、生活習慣病は食事習慣の偏りや運動量の減少などと密接にかかわっておりできるだけ薬に頼らない取り組みを行いたいと考えており、栄養のプロの管理栄養士を常勤で来ていただき、在籍中はいつでも栄養相談を行えるようにしています。特に皆さんに気楽に明るく取り組めるように、元気になるレシピを用意してお待ちしています。

重清内科外科 重清正人

最近の記事

月を選択