生活習慣病、治療継続率100%を目指しています!
lifestyle disease
できるだけ治療に対して興味を持ち、積極的に参加できるよう、前向きに取り組めるように考えています。また、通院のしやすい雰囲気づくりにも取り組んでいます。
高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症、糖尿病は未治療ではその後の心筋梗塞、脳梗塞、透析、ひいては寝たきり、認知症の原因となり、患者さんに大きな負担となり、働き盛りの方が治療できていないことは社会にも大きな負担となります。
問題が起こっている場合に、最も大切なことは患者さんがその問題がなぜ起こっているか知っているかどうかです。知らない、気づいていないだけなら、情報や取り組み方を説明して待ちます。この場合は、翌月などに改善していることが多いです。ただ、知っているのに、取り組めていない場合は、それを正そうとすることはしません。同じような周りの人がどういう対応をしているか気づいてもらったり、実際に寝たきり、認知症、透析などになったときに、周囲の人間がどう思うか、生活を想像してもらったり、直接指導するというよりは、「気づいてもらう」という感覚に近いと思います。多くは「わかっているけどできない」方が多く、回り道に見えますが「自分で気づいたこと」にたいしては、「他人から言われたこと」よりも取り組みやすいです。
また、コントロールが困難で薬剤が増量されたときの患者さんは非常にがっかりします。そうならないために、生活習慣を見直すことで薬を増やさないように、管理栄養士と相談して食事内容を見直したり、食べながらに血糖値が上昇しにくいレシピなど楽しんで取り組めるように工夫しています。
また、仕事をしながら受診しやすいように、空いた時間でネット予約で診してもらったり、水曜は夜8時半と遅い時間まで診療し仕事帰りでも受信できるようにしています。